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爆サイの書き込みを削除依頼する方法は? 注意点や削除理由の書き方を解説!

2018年11月27日
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爆サイの書き込みを削除依頼する方法は? 注意点や削除理由の書き方を解説!

ある日、ネットサーフィンをしていると、爆サイに、自分の本名や住所、電話番号など個人情報の書き込みが……!

なかには、「北九州のホストと一緒に覚せい剤を使用している」、「万引きの常習犯で昔からよく警察に補導されていた」などの事実無根の書き込みまでされているケースもあります。

悪質な書き込みをこのまま放置しておくと、ストーカーの被害に遭ったり、友人や家族、勤め先の人にまであらぬ疑いをかけられてしまうのではないかと不安でいっぱいでしょう。

そこで、この記事では、爆サイの悪質な書き込みを削除依頼する方法やそのときの注意点、削除理由の書き方などを紹介したいと思います。

1、爆サイとは

そもそも、「爆サイ」がどういうものか詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。そこで、爆サイの悪質な書き込みを削除依頼する前提として、「爆サイ」がどういうものか簡単にみていきましょう。

「爆サイ」とは、5ちゃんねる(2ちゃんねる)に代表されるインターネット匿名掲示板のひとつです。地域密着型のローカルコミュニティサイトとして、数多くのユーザーに利用されています。

地域に特化しているという性質から、書き込まれた情報から個人が特定されやすく、プライバシー権の侵害や名誉毀損が横行しているのが現状です。

たとえば、「○○商店の某居酒屋で働いている背の低いメガネをかけた女性」という書き込みがあった場合、地元に住んでいれば、どのお店の誰かということまで容易に特定できてしまいます。

爆サイはアクセス数がとても多く、たくさんの人に閲覧されています。そのため、悪質な書き込みを放置しておくと、すぐにその情報が伝わって被害が拡大してしまうという危険性があります。

2、爆サイで禁止されている投稿について

爆サイであっても、何でも自由に投稿してよいというわけではありません。ここでは、爆サイで禁止されている投稿について説明したいと思います。

  1. (1)禁止事項の内容

    爆サイを利用するにあたって、ユーザーは利用規約を守らなくてはなりません。利用規約第3条1項には、いくつかの禁止事項が定められています。

    たとえば、利用規約第3条1項5号において、「他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為」が禁止されています。

    また、同6号では、「本名、住所、メールアドレス、電話番号の記載」も禁止されています。ただし、一般に公開されている情報・公人については禁止となっていません。

    そして、同11号は、「犯罪予告、自殺への誘引その他他人を威迫・脅迫する旨が看取される内容」を含む行為を禁止しています。

    さらに、同16号では、「管理者が不適切であると判断する行為」も禁止されています。つまり、禁止事項に挙げられていない行為であっても、管理者が不適切であると認める場合には、禁止事項違反となるということです。

  2. (2)禁止違反の効果

    利用規約3条1項の禁止事項に違反した場合、どのように扱われるのでしょうか。禁止違反の効果については、利用規約第3条2項に規定されています。

    利用規約第3条2項によれば、「当該投稿記事の削除・編集及び当該投稿者に対するアクセス拒否その他が必要と判断する措置」がなされる場合があると規定されています。

    すなわち、禁止行為の内容を含む投稿が削除・編集されたり、投稿者の爆サイへのアクセスを拒否するといった措置がとられることがあります。

3、爆サイに削除依頼する方法や注意点

爆サイの利用規約で禁止される投稿については、削除という措置がとられることがあります。ここでは、そのような投稿を爆サイに削除依頼する方法や注意点について説明したいと思います。

  1. (1)爆サイに削除依頼する方法

    爆サイでは、「削除依頼について」というページで、書き込みの削除依頼の方法が定められています。

    具体的には、爆サイに設置されている削除依頼フォームから書き込みの削除依頼をすることになります。爆サイでは削除依頼フォーム以外での削除依頼は受け付けていません。

    削除依頼フォームは、各スレッド及びレスが表示されている画面の最下部に設置されています。フォームにレス番号やメールアドレスなどの必須事項を記入し、削除理由を記載してから送信すれば手続きは完了です。

    もっとも、削除依頼はコメントひとつごとにしなければなりません。削除したい書き込みがいくつかある場合であっても、まとめて削除依頼をすることはできないので、気をつける必要があります。

  2. (2)爆サイに削除依頼するときの注意点

    爆サイに書き込みの削除依頼をするときに注意しなければいけないことがあります。

    まず、同じ内容の削除依頼を72時間以内に繰り返した場合、爆サイに対する業務妨害と判断されて禁止リストに登録されてしまいます。その結果、削除依頼に応じてもらえなくなってしまいます。

    威圧的な削除依頼を行った場合も、爆サイに対する業務妨害とみなされ禁止リストに入れられるおそれがあります。この場合も同様に、削除依頼を取り合ってもらえないということになります。

    そして、書き込みが利用規約に反しているかどうかは削除人によって判断されます。そのうえで、削除規定に照らし合わせて削除が行われることになります。そのため、依頼された全ての書き込みが削除されるとは限りません。

    また、爆サイでは依頼の都度削除がされるという対応になっています。「これから同じような書き込みがあった場合には削除してください」といった要望には対応していません。

    このように、爆サイに書き込みの削除依頼をするときには注意しないと、削除されるべき書き込みも削除されないということが起こる可能性があります。十分気をつけるようにしましょう。

4、爆サイに削除依頼するときにどんなことを書けばいい?

爆サイに削除依頼するとき、削除理由にはどのようなことを書けばいいのでしょうか。ここでは、削除理由の書き方について説明したいと思います。

爆サイでは、「安直かつ過剰な削除は、表現の自由を侵害する可能性や、違法性・有害情報の判断に於いても、裁判所の司法権を侵すことも懸念されるため、慎重に行って」います。

したがって、気に食わないなどといった個人的な感情や、単に事実とは異なるという指摘だけでは、書き込みが削除される可能性は低いと考えられます。

書き込みが削除されるためには、その書き込みが利用規約に反しているということが削除理由によって明らかにされなければなりません。

そこで、削除理由には、書き込みが利用規約のどの部分に反しているか書きましょう。そのうえで、誰の、どんな権利を、どのように侵害しているのか、実際にどのような損害が生じているかということについて具体的かつ客観的にわかりやすく記載するようにしましょう。

5、投稿が削除されるまでの時間は?

爆サイに削除依頼をしてからその書き込みが削除されるまで、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。

爆サイの「削除依頼について」というページによれば、削除依頼に関しては、72時間を目処に行うものとされています。

もっとも、ユーザーから大量の削除依頼がきているという可能性もあるため、必ず72時間以内に削除依頼についての対応がなされるとは限りません。

また、表現の自由や裁判所の司法権との関係から、書き込みの削除について爆サイが慎重な運用を行っていることは公式にアナウンスされています。

したがって、事案にもよるため一概には言えませんが、削除依頼をしてから投稿が削除されるまで1週間程度はかかると考えておいたほうがいいでしょう。

6、投稿が削除されない! 犯人を特定したい場合は弁護士への依頼がおすすめ

書き込みの削除依頼をしたものの投稿が削除されない場合には、犯人を特定するという手段をとるのが一般的です。

もっとも、爆サイは匿名のインターネット掲示板であることから、書き込みの犯人を特定するためには、次のような手続きをとらなければなりません。

具体的には、まず、爆サイの管理者に対して、「発信者情報開示請求」を行うことになります。これにより、犯人のIPアドレスを知ることができ、そこから犯人の経由プロバイダを特定することができます。

もっとも、爆サイの管理者に情報開示請求を行ったとしても、それに応じてもらえないのが通常です。そうすると、裁判所で仮処分の手続きをとることになります。

そして、犯人の経由プロバイダを特定した後は、そのプロバイダに対して再び「発信者情報開示請求」を行うことになります。これにより犯人の氏名や住所、メールアドレスなどを知ることができます。

ただし、プロバイダも任意の情報開示請求に応じることはほとんどありません。そのため、プロバイダに対して発信者情報開示命令を求める訴訟を提起することになります。

このように、書き込みを投稿した犯人を特定するためには、複雑で専門知識を要する手続きを行う必要があります。一般の方が自分の力で犯人を特定するのは、ハードルが高いというのが実情です。

できるだけ早く書き込みを削除して被害の拡大を防ぐためにも、犯人の特定は解決実績の豊富な弁護士に依頼するのがおすすめです。

特定後の犯人に対するペナルティや誹謗中傷対策、プライバシー侵害対策なども合わせて弁護士に相談すると良いでしょう。

7、まとめ

今回は、爆サイの悪質な書き込みを削除依頼する方法やそのときの注意点などについて紹介してきました。

爆サイの書き込みの削除依頼はスピードが命です。削除依頼まで時間がかかってしまうと、情報がどんどん広がってしまい被害が拡大する可能性があります。また、書き込みが別のサイトに転載されていくと、そのすべてを削除するのには多くの時間と費用がかかるおそれもあります。

できるだけ早く弁護士に相談し、適切な対処をすることが大切です。爆サイの誹謗中傷被害やプライバシー侵害などでお悩みの方は、ベリーベスト法律事務所・北九州オフィスにご相談ください。北九州オフィスの弁護士が全力であなたをサポートいたします。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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